損害保険の業界動向について

損害保険各社の業界動向について考察してみましょう。
業界全体としてみると、2008年のリーマンショック以降、保有している資産の目減りによって赤字を計上する企業が多くみられました。
こうした状態の改善のために、損害保険各社では再編が活発に行われてきました。
特に2010年前後には大きな再編が実施されています。主なものとして三井住友海上グループHD・ニッセイ同和損害保険・あいおい損害保険が統合することによって「MS&インシュアランスグループホールディングス」が誕生しました。
さらに、損害保険ジャパン・日本興亜損害保険が統合して「NKSJホールディングス」が誕生しています。
こうした再編により、競争力を付けたホールディングカンパニーが業界全体に大きな影響を及ぼしていくと考えられます。
現在のところ、再編の効果や円高、株式の持ち直しなどから、業績は徐々に回復基調にあるといえます。
その一方で収入の柱となる自動車保険は低迷しがちです。
若者の車離れや高齢ドライバーによる事故の増加など、社会構造的な問題もあり、保険料収入の確保のため、各社とも商品の差別化に取り組んでいる状況です。
また、自然災害の増加により保険金の支払いも増加しています。
火災保険の値上げも見込まれており、消費者に選ばれる商品づくりが、ここでも重要になってきています。
このような社会背景から、個人の権利意識との関わりから個人賠償責任保険への関心も高まっており、オプションも含めた取り組みが注目されます。

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